よくあるご質問

酵母について

Q. 「酵母」ってなんですか?

酵母とは、酒、味噌などの醗酵食品づくりに欠かせない微生物です。糖分をえさにしながら、各種アミノ酸、ビタミン、脂肪酸などを「合成」できるのが酵母です。
また、酵素の母体であることから「酵母」と呼ばれるのが名前の由来とも言われています。
醗酵を行う微生物であり、空気中にも存在します。酵母の醗酵には、適した温度、水分、PH、糖の環境条件が必要です。
よく、生きた菌がいいと聞かれることもありますが、死菌であってもかまいません。
菌が生きているか死んでいるかというのではなく、酵母菌を体内に取り入れてあげる事が重要です。酵母菌の免疫に関する試験でも死菌で試験を行っています。

Q. 酵母の作り出す栄養素って?

酵母の種類により、ビタミンB群(B1、B2、ニコチン酸、パントテン酸)、ミネラル類10種類(ナトリウム、鉄、マグネシウム等)、アミノ酸約15種類・必須アミノ酸(6種類を生産、リジン・トリプトファン・フェニルアラニン・バリン・ロイシン・メチオニン)、酵素類30品種(アスパラギナーゼ・プロテナーゼ)、核酸、ホルモン等が作られます。

Q. 「酵母菌」と「乳酸菌」はどのように違うの?

【酵母菌】

酵母菌は、私たちの体内では主に「小腸」に定着し、消化・吸収などの働きをたすけ、
腸内細菌のバランスを図る役割を果たします。

【乳酸菌】

乳酸菌は腸内微生物の有益菌の一種で乳製品を分解するのが主な仕事です。
糖をえさにして、乳酸を作り出すことができます。乳酸はpH2.0~2.5の強酸性ですので、納豆菌など、他の細菌を殺菌することができます。

【酵母菌】小腸に定着 【乳酸菌】大腸に定着

Q. 酵母とは?

酵素はタンパク質でできています。酵素そのものが何かを作り出すのではなく、身体の中での働きを手助けをするものです。1つの酵素には1つの働きしかないと言われ、酵素の種類は非常に多いと言われています。
体内にあるもの(消化酵素・代謝酵素)や、身体の外から摂らないといけないもの(食物酵素)があります。しかし、熱などの環境によりその働きを失ってしまい(失活と呼ばれます)、食べ物から摂るのは難しくもあります。

Q. 酵素と酵母って何が違うの?

酵母菌は微生物菌で、酵素はアミノ酸。酵母菌は死んでいる状態でも体内で善玉菌を増やすエサとなったり、悪玉菌の毒を中和する働きがあります。1つの酵素には1つの働きしかないと言われ、酵素の種類は1000~3000種あるとも言われています。

【酵素の働き】

栄養素の分解と合成を行います。たとえば、私たちの体内でたんぱく質を分解してアミノ酸にするというような働きをします。そして、酵素は「物質」であり酵素自体は生命体ではありません。

【酵母の働き】

  1. 酵母は私たちの体内に定住する微生物のひとつです。
  2. 必要な栄養素・酵素などを作り出してくれます。
  3. 腸内細菌のバランスを整える役割を果たします。
酵母の働き

Q. チゴサッカロミセス・メーリスとは?

醗酵食品に使用する酵母には、「チゴサッカロミセス・メーリス」等があります。
「チゴサッカロミセス・メーリス」は、東京都立食品技術センターで実施した免疫応答に関するin vitro試験ではマクロファージと結合してインターロイキン-12の分泌を促進することを確認しています。
「免疫機能向上が期待できる」ことも判明しているのです。

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